タペストリーの防炎と非防炎の違いは?設置場所に合わせた選び方

白い壁に飾られた2枚の植物柄タペストリー|StylePrint

タペストリーを注文するとき、「防炎と非防炎は何が違うの?」「店内に飾るなら防炎が必要?」と迷うことはありませんか。

タペストリーの防炎と非防炎の違いは、主に燃え広がりにくさに関する性能と、その確認・表示にあります。見た目だけで選ぶのではなく、設置する施設のルールや使い方を確認することが大切です。

この記事では、防炎の基本から、防炎ラベルの確認方法、注文前に押さえたいポイントまで、初めての方にもわかりやすく解説します。

制作できるタペストリーの概要は、商品ページでもご確認いただけます。

1.タペストリーの防炎と非防炎の違いとは?

まずは、防炎と非防炎の基本的な違いを整理しましょう。大切なのは、「防炎=まったく燃えない」ではないという点です。

防炎は、火がつきにくく燃え広がりにくい性質

防炎とは、小さな火に接したときに着火しにくく、着火しても容易に燃え広がらない性質のことです。素材自体の性質や防炎加工によって、その性能を持たせます。

ただし、火や熱による焦げ・損傷が起きないわけではありません。防炎仕様であっても、火気や高温になる機器の近くへの設置は避けましょう。

非防炎は、防炎仕様として扱われていないもの

非防炎のタペストリーは、防炎性能を備えた仕様として販売されていないものです。燃え方は素材によって異なり、非防炎だからといって、すべての生地が同じように燃えるわけではありません。

一方で、防炎が必要な場所に「見た目が同じだから」という理由で非防炎を使うことはできません。印刷のきれいさと防炎性能は、分けて確認する必要があります。

比較するポイント 防炎 非防炎
火に対する性質 着火しにくく、容易に燃え広がらない性能を持つ 防炎仕様としての性能は前提にできない
確認するもの 商品仕様や防炎ラベルなど 商品仕様と、設置場所で使用できるかどうか
見た目での判断 色や厚みだけでは判断できない 色や厚みだけでは判断できない
選ぶときの基準 設置場所に必要な防炎仕様・表示に合っているか 防炎が求められない条件で使用できるか


植物柄のタペストリーを白い壁に2枚並べた設置イメージ|StylePrint

2.防炎タペストリーが必要かどうかは設置場所で確認

防炎の必要性は、タペストリーという商品名だけでは決まりません。建物の用途や設置方法、施設・イベントの規定を確認します。

店舗や商業施設では、施設側に確認する

消防法では、一定の施設で使うカーテンなどの対象物品に、防炎性能が求められます。タペストリーも、室内装飾として壁に沿ってつり下げる布など、使い方によって対象に該当する場合があります。

店舗に設置する場合は、施設の管理担当者に「この場所に、このサイズのタペストリーを、この方法で設置したい」と伝えて確認しましょう。判断が難しい場合は、所轄の消防署への確認が必要です。

展示会やイベントでは、出展マニュアルを確認する

展示会や催事では、会場・主催者が装飾物の仕様や表示について条件を設けている場合があります。出展マニュアルの「防炎」「装飾物」「持ち込み備品」などの項目を確認してください。

不明点があるときは、注文前に主催者へ問い合わせると、納品後の作り直しを防ぎやすくなります。

短期利用や自宅用でも、期間・用途だけで判断しない

「1日だけのイベントだから非防炎でよい」とは限りません。また、自宅用でも、建物の条件や設置方法によって確認が必要な場合があります。

非防炎を検討するときも、まず使用できる条件かどうかを確かめ、そのうえで素材や仕上がりを選びましょう。

店舗内でタペストリーの設置場所を確認するスタッフと施設担当者|StylePrint

3.防炎ラベルは何のためにある?

防炎かどうかは、生地の色や手触りでは判断できません。そこで確認の手がかりになるのが、商品仕様や防炎ラベルです。

生地の説明だけでなく、完成品の表示を確認する

防炎ラベルは、防炎性能があることを示す表示です。防炎物品には、材料に付けるラベルと、完成品に付けるラベルがあります。

タペストリーを注文する際は、「防炎生地を使用しているか」に加えて、納品される完成品に、用途に合う防炎表示が付くかを確認しましょう。

ラベルが必要な場合は注文時に伝える

会場からラベルや書類の提示を求められている場合は、その条件を注文先に共有してください。「防炎でお願いします」だけでなく、会場からの案内をそのまま伝えると、確認がスムーズです。

防炎ラベルは、利用者が自由に印刷して貼り付けるものではありません。手持ちの非防炎タペストリーにラベルだけを追加して、防炎品として扱うこともできません。

タペストリーの生地の端部と縫製を確認する手元|StylePrint

4.タペストリー印刷を注文する前のチェックポイント

防炎・非防炎で迷ったときは、次の順番で情報を整理すると、必要な仕様を相談しやすくなります。

設置場所・サイズ・設置方法をまとめる

  • 設置する施設名と場所
  • タペストリーの幅と高さ
  • 壁に沿ってつるすなどの設置方法
  • 使用する期間と、別の会場での再利用予定
  • 施設から指定された防炎仕様・ラベル・提出書類

相談するときは、「商業施設内の店舗で使います。防炎ラベルが必要と案内されています。希望サイズと納期で対応できますか」のように、具体的に伝えましょう。

価格や納期は、必要な仕様をそろえて比較する

タペストリーの価格や納期は、防炎の有無だけでなく、生地・サイズ・数量・仕上げなどによって変わります。必要な防炎条件を満たすことを先に確認し、その条件で見積もりや納期を比較しましょう。

見た目を重視する場合は、発色や透け感、質感も合わせて確認すると、設置後のイメージ違いを減らせます。

StylePrintで制作を検討する際も、希望する素材の防炎対応やラベルの有無を、注文前にご確認ください。商品概要は以下からご覧いただけます。

タペストリー印刷の生地サンプルと注文前の確認シートを並べた様子|StylePrint

5.防炎・非防炎タペストリーのよくある質問

防炎なら、絶対に燃えませんか?

いいえ。防炎は、火に接したときに着火しにくく、燃え広がりにくい性質です。火災や熱による損傷を完全に防ぐものではありません。

厚い生地なら、防炎でなくても大丈夫ですか?

厚みだけでは、防炎性能は判断できません。厚手の生地でも防炎仕様とは限らないため、商品仕様や表示を確認してください。

防炎仕様は、印刷の色や見た目が変わりますか?

仕上がりは使用する生地や印刷方法によって異なります。防炎か非防炎かだけで、発色の良し悪しは決まりません。色や質感が気になる場合は、使用予定の生地について確認しましょう。

別の会場で使い回す場合も確認が必要ですか?

はい。前の会場で使用できたタペストリーでも、次の会場では条件が異なる場合があります。再利用するときも、会場の規定と手持ちのタペストリーの仕様・表示を照らし合わせてください。

6.まとめ|防炎と非防炎の違いを知り、設置条件に合う1枚を

タペストリーの防炎と非防炎の違いは、印刷デザインではなく、主に燃え広がりにくさに関する性能と、その確認・表示にあります。

  • 防炎は「まったく燃えない」という意味ではない
  • 必要性は、設置場所・使い方・施設の規定で確認する
  • 注文前に、完成品の防炎表示や必要書類まで確認する

まずは使う場所の条件を確かめ、その条件に合う生地や仕上げを選びましょう。必要な情報をそろえてから相談することで、タペストリー印刷の注文を進めやすくなります。

参考:消防庁「防炎品」、東京消防庁「防炎対象物品」、日本防炎協会「防炎表示と防炎ラベル」