大判の印刷には、多くの場合インクジェットによる出力が一般的です。 しかし、インクジェット出力では、どのインクを使用するかが非常に重要です。不適当なインクを使用して印刷すると、出力の時点で既に発色が悪く、印刷物のクオリティも低く、効果も激減してしまいます。そればかりか、印刷物を見る人にとってマイナスイメージにもなりかねません。印刷物の利用目的に合わせて、印刷メディアとともにインクの選定もしっかりと行うことが重要です。
メディアとは、印刷物の材質のことを指します。 メディアは、印刷物された絵柄の発色などの印刷効果に大きな影響を及ぼします。 利用するインクと合わせて適切なメディアを選択することで、長期間にわたって鮮やかな発色を保持することも可能です。そのため、印刷物を何処に、どれくらいの期間設置するのか、といったことは予めしっかりと決めておくことが重要です。光沢紙などの紙系メディアは水溶性インクに、ターポリンのようなビニール系メディアはUVインクや溶剤インクに適しています。
印刷物のカット方法には大きく分けて2つ、存在します。1つは、熱で裁断する方法(ヒートカット)、そしてもう1つは、ナイフで裁断する方法(一般カット)です。
前者は、ナイフで裁断すると断面にほつれが生じてしまうメディア(材質)の場合にとられる方法です。トロマットを裁断する際にはこのヒートカットが適しています。
これ以外の、ターポリンやメッシュターポリンといったメディアを裁断する際には、ナイフによる一般カットを採るのが通常です。
印刷物を吊るすためのロープ穴を取付ける加工です。ハトメは、印刷物のサイズや重量に合わせ、最適な間隔で取付けます。
弊社で使用しているハトメは錆びないステンレス製を使用しています。
タペストリーを吊るすためのパイプを通す袋を、タペストリーの上下に縫製いたします。
パイプの太さは一般的に直径2.5㎝~3cmといったところですが、ご指定がありましたら対応いたします。
また、風の強い現場で利用する場合には、補強のためにハトメ穴を追加することも可能です。
タペストリーのメディアがトロマット、あるいはメッシュターポリンである場合にはミシンで、ターポリンの場合にはウェルダー加工での縫製をいたします。
トロマットで横幅155㎝、長さ40mを超える印刷を行う場合には、2枚以上のトロマットを縫い合わせてのご提供となります。トロマットはその性質上熱での縫製が出来ませんので、ミシンで縫製いたします。
縫い目に関しては、2枚の幕に余白を作って、内側に縫い目が来るように縫製しますので、遠目に見た場合にはほとんど連結部分も気になりません。
ターポリンは横幅210㎝、長さ40mを超える場合には溶接機で圧着します。連結部分は、ミシンによる縫製と比べて自然になります。
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種々のラミネートから継ぎ・マウントなどの加工、設置・取り付けをいたします。出力だけでなく、最後の仕上げまでおまかせください。
当社は、企画、現調、出力、加工、取り付け全てを一貫して行うため、ありとあらゆる場所状況にも対応したマテリアル・蓄積したノウハウでみなさまのご希望にお答えいたします。
新製品は必ず加工・施工までを含めた長期テストを行い、安心してご提供できる当社のオリジナル製品となっています。